2013-08-29
■ 「狂気」の連鎖
http://d.hatena.ne.jp/./essa/20070530/p2
「狂気」の連鎖ですよこれは。
「コードの自由」に偏執的に執着し、そのためにはプログラマーの自由なんかおかまいなしに強制的に書類にサインさせるRichardの狂気も、Linusの前ではなんだかまともに見えてしまいます。
「向こう側を信頼する」というこの態度は、「狂気」以外の何者でもなく誰にも理解できるもんじゃない。でも、その理解できないことが現実に起こっているんです。
その「狂気」が世界的に伝染した結果が、たくさんの「正気」のブログではないでしょうか。
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なにを今さらってかんじだけども日本語って、漢字かなカナalphabet0123なんでもこいで、縦書き横書きオーケーで、体言止め主語抜きへっちゃらで、全然論理的な言語じゃない雰囲気だけど、なんかすごい懐の深さを感じるわ。なんでもあり。
■ 平積みにされている本についての考察
http://hitode909.hatenablog.com/entry/2013/08/28/202112
上のやきそばはペヤングっていうやつで,お湯入れると食べられる.
本が平積みに積まれているのって、本が生きていると思う。書庫とか本棚に立てられている本は精気が感じられない。そしてその象徴が本の上に積まれているペヤング。生体エネルギーに変換されるペヤングとシナプスに固定される情報がそのページの中に固定されている本。地層のように意味が折り重なっている。
■ 坂口安吾 机と布団と女
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42820_26307.html
ところが彼は奇襲作戦によって、突如として私の自宅を襲い、物も言わず助手と共に撮影の用意をはじめ、呆気にとられている私に、 「坂口さん、この写真機はね、特別の(何というのだか忘れたが)ヤツで、坂口さん以外の人は、こんな凄いヤツを使いやしないんですよ。今日は特別に、この飛び切りの、とっときの、秘蔵の」 と、有りがたそうな呪文をブツブツ呟きながら、組み立てゝ、 「さア、坂口さん、書斎へ行きましょう。書斎へ坐って下さい。私は今日は原稿紙に向ってジッと睨んでいるところを撮しに来たんですから」 彼は、私の書斎が二ヶ年間掃除をしたことのない秘密の部屋だということなどは知らないのである。 彼はすでに思い決しているのだから、こうなると、私もまったく真珠湾で、ふせぐ手がない。二階へ上る。書斎の唐紙をあけると、さすがの林忠彦先生も、にわかに中には這入られず、唸りをあげてしまった。 彼は然し、写真の気違いである。彼は書斎を一目見て、これだ! と叫んだ。 「坂口さん、これだ! 今日は日本一の写真をうつす。一目で、カンがあるもんですよ。ちょッと下へ行って下さい。支度ができたら呼びに行きますから」 と、にわかに勇み立って、自分のアトリエみたいに心得て、私を追いだしてしまった。写真機のすえつけを終り、照明の用意を完了して、私をよびにきて、三枚うつした。右、正面、その正面が、小説新潮の写真である。