それが即興演奏の始まりでありモダンジャズの誕生なのです

なんでも、チャーリー・パーカーというのもそういう人で、スケール練習があまりに気持ちがいいので、ある日、どうしても我慢できずにあろうことか客の前でスケール練習を始めてしまった。しかも、あわてすぎていっぺんに複数のスケールを吹こうとしたもので、混ざってあり得ないような不思議な音階ができてしまい、おまけに、快感のあまり息もたえだえで、変な所でスケールが切れたりした。終わってから楽屋でショボンとして「やっちまったよ。こりゃ大目玉だな。自分は気持ちよかったからまあいんだけど、今日限りでクビかな」と思っていたら、店主が飛びこんで来て「客が大喜びだ。あれをもう一回やってくれ」と言ったのが即興演奏の始まりでありモダンジャズの誕生なのです(ウソ)。

http://d.hatena.ne.jp/essa/20070823/p1