Xanadu

Xanadu
1960年代初期、大学で社会学修士課程を学ぶテッド・ネルソン氏は、当時の巨大で高価なメインフレーム・システムを利用して、単なる数値演算以外でのコンピュータの利用の理論を研究していました。
1965年、ネルソン氏は、ACM (Association for Computing Machinery) に提出された論文で、初めて「ハイパーテキスト HyperText」という言葉を使いました。
彼が描いたハイパーテキストには、リンクされたイメージや動画、詳細なマップ、そして任意のコンピュータ上のリソースにリンクするための形式が含まれていました。
ネルソン氏は後に、この考え方を Samuel Taylor Coleridge作の小説に登場する架空都市にちなんで、Xanadu (キサナドゥ) と名付けました。
しかし、ハイパーテキストという言葉が始めて登場して35年以上経過した今でも、Xanaduは、まだ人々の目に触れることはありません。まさに、1人の作家が描いた夢の都市そのものの存在であり、幻想だったのかもしれません。

HTMLの歴史/初心者のためのホームページ作り