貧乏なのっっ！！！

　年間予算は推定５億円。柏の推定２８億円の約６分の１。あらゆる面でハンディはあるが、逆境は人情味あふれるサポートがはね返してくれる。今季スポンサーによる食事会は１０回を超えた。地元の美容院が選手の散髪を無料で行ったり、温泉も無料チケットを配布してくれるなど、ホームタウンの心強い支えがある。

「地元の暖かい声援がヴァンフォーレを強くした」といえば浪花節になってしまう．

じっさいには、いろいろな試行錯誤があったはずだ．プロジェクトＸなみの．

ヴァンフォーレ甲府が、「もし」Ｊ１にあがることができるのなら、年間予算5億円あればＪ１にチームがつくれることになる．その方法論をオープンにすれば、リーズナブルに強いチームをつくることができるわけだ．これはあらゆるものを、活気づかすことにならないか？

だからこそ、Ｊ１を戦い抜く力を、今はまだもっていないとしても、今、Ｊ１の切符をつかまないといけないのだ．Ｊ１に進むには何が必要なのか．Ｊ１で生き残るには何が必要なのか．

ぜひマネー・ボールのように、あたらしいプロサッカーチーム、プロスポーツチーム経営の方法論の確立につながらんことを願う．