WPAD について考察(apache の access.log より)

Microsoft-CryptoAPI

Microsoft-CryptoAPI/5.131.2195.6824 って何?

192.168.x.aaa - - [05/Sep/2005:17:53:15 +0900] "GET /wpad.dat HTTP/1.1" 404 286 "-" "Microsoft-CryptoAPI/5.131.2195.6824"

Microsoft-CryptoAPI は DHCPの自動proxy設定ファイル取得を無視して、DNSによる自動proxy設定ファイル取得を行う.

実際には、wpad.example.co.jpwpad ファイルを取りに行く.

そしてapacheは、バーチャルホストとして設定したドキュメントルートの方を渡さずに、ホストのドキュメントルートのファイルを渡そうとしている.

バーチャルホストは 「クライアントが HTTP ヘッダの一部としてホスト名を告げる」ことに依存しているので、古いタイプのブラウザとおなじということになる.

Windows-Update-Agent

192.168.x.bbb - - [08/Sep/2005:08:20:53 +0900] "GET /proxy.pac HTTP/1.1" 200 320 "-" "Windows-Update-Agent"

という風に DHCPの自動proxy設定ファイル取得をするものもあるが、

192.168.x.ccc - - [09/Sep/2005:08:15:11 +0900] "GET /wpad.dat HTTP/1.1" 404 286 "-" "Windows-Update-Agent"

という風に DHCPの自動proxy設定ファイル取得を無視して、DNSによる自動proxy設定ファイル取得を行うものもある.
こちらは、前述と同様に、バーチャルホストとして設定したドキュメントルートの方を渡さずに、ホストのドキュメントルートのファイルを渡そうとしているので、古いタイプのブラウザとおなじということになる.


バージョンにより違う?

apache バーチャルホストについてもメモ

g:taizooo:keyword:memo:apacheバーチャルホスト
名前ベースのバーチャルホストで、運用している.