つまり誰も助けてくれないし、自分で身を守るしかない

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この話には続きがあって、宿に貴重品を置いた上で用心しながら、「犯行現場」に行ってみた。状況とか場所を確認したかったからだ。ああ、ここか、気をつけないとな、と思いながらその場を観察していると、近くの屋台の少年が笑いながら、おれを指差して、囲まれていた場所をさした。「Yes」と言いながら、舌打ちして顔をしかめると、その少年は笑いながら道路の中央分離帯のほうを指差す。するとそこで、今まさに取り囲みスリ犯と被害者がもみ合いしているところだった。先ほどの連中かどうかはわからないけれど、おんなじ場所で商売してる常連で、しかも周辺の人もそういうもんだと黙認状態なわけ。
つまり誰も助けてくれないし、自己責任で身を守るしかないと思った。