「法界に魚あり、尾も無く頭もなく、中の鰭骨を保つ。大和尚、この義はいかに」
さて翌日。
住職に成りすました六兵衛と托善の対決。
「法界に魚あり、尾も無く頭もなく、中の鰭骨を保つ。大和尚、この義はいかに」
六兵衛もとより何にも言わない。
坊主、無言の行だと勘違いして、
しからば拙僧も
と、手で○を作ると
六兵衛、両手で大きな○。十本の指を突き出すと、
片手で五本の指を出す。三本の指にはアッカンべー。
托善、
http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2005/02/post_6.html
「恐れ入ったッ!!」
と逃げだした。