「法界に魚あり、尾も無く頭もなく、中の鰭骨を保つ。大和尚、この義はいかに」

さて翌日。

住職に成りすました六兵衛と托善の対決。

「法界に魚あり、尾も無く頭もなく、中の鰭骨を保つ。大和尚、この義はいかに」

六兵衛もとより何にも言わない。

坊主、無言の行だと勘違いして、
しからば拙僧も
と、手で○を作ると
六兵衛、両手で大きな○。

十本の指を突き出すと、
片手で五本の指を出す。

三本の指にはアッカンべー。

托善、
「恐れ入ったッ!!」
と逃げだした。

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