stride & stride rate

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http://www.fas.harvard.edu/~skeleton/pdfs/2004e.pdf

A stride is a complete locomotor cycle (two steps for a human). Compared to similar-sized quadrupeds, humans have relatively long stride lengths and relatively low stride rates in the ER range. Humans increase speed within the ER range primarily by increasing stride length not rate.

http://www.fas.harvard.edu/~skeleton/pdfs/2004e.pdf

ここでは、左右2ステップを1ストライドとしてる。だからストライド(stride)はいつもの2倍、ピッチ(stride rate)はいつもの0.5倍になってる。

でここで言う"ER"っていうのは"endurance running"の意味。

同じサイズの四肢動物と比べて長い stride を持っていて、低い stride rate とのこと。500kg っていうからたぶん馬なんだけども、それと比べてもほとんど同じ stride 長を持っているし、stride rate もほとんど変わらない。体重を比べれば自明なんだけど、つまり人間の方がはるかに効率が良いってこと。

で、人の場合 ER レンジではスピードを上げるのには stride rate じゃなくて stride の長さを伸ばすことで対応している。stride rate はなぜかほとんど一定。

これ見るだけでも、人間が「地上最強の長距離ランナー」である片鱗に触れることが出来る。

たしか子供でも大人でもピッチっていうのはだいたい一定で 180〜200 (ココの stride rate で言うところの 90〜100)に収まっているという話しだった。高橋尚子は 210 っていう超人的なピッチだったけど。

で、人間同士を比較するとストライド走法なのかピッチ走法なのかみたいなこと言ってるんだけど、生物学生理学的に他の動物と比較すれば、人間は間違いなくストライド走法なのだ。

人間同士の比較で出てくるデータなんてここで言えば誤差みたいなもの。