人間は4万年前から靴を履いていた

しかし今回の調査で、中国で見つかった4万年前のつま先の化石を調べたところ、やはりつま先が華奢な構造をしていることが分かった。したがって、一部の人々はまだ現生人類とネアンデルタール人がヨーロッパやアジアで共存していたような時代から足を保護する履物を誇らしげに身に付けていた可能性がある。

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靴を履いていた人々と裸足で暮らしていた人々を比べると、つま先の中央部にある骨のサイズと強度に差異が認められた。つま先の中央部にかかる力は歩行時に履物を身に付けると軽減されるので、靴を履き続けていると骨の構造は弱くなる。

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足を保護する機能を持った靴はもともと、雪の降る寒い天候の中で足を守るために包んだものから進化したと専門家らはみている。現在保存されている最古の靴は、アメリカ西部で発見されたおよそ1万年前のもので、植物の繊維を織り上げたシンプルなサンダルだ。

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