有効性は、PDCAサイクルで業務を行なうという考え方の中での各業務が所定の結果を出しているのか、出すことができるのかという意味

8.5.2項 是正処置

ISO9001は有効性に焦点を当てて業務の在り方を規定している

ISO9001 改定の要点 (2008年版) /MS 実務の視点

事業組織においては、コストや効率性、また、労働安全や法順守は当たり前のことであり、是正処置の有効性とは実務上ではすべての関連する観点に立って有効であるということである。

ISO9001 改定の要点 (2008年版) /MS 実務の視点

規格では、他の条項でも有効性という用語を用いているが、これは効率性との対比における有効性ではない。 規格における有効性は、PDCAサイクルで業務を行なうという考え方の中での各業務が所定の結果を出しているのか、出すことができるのかという意味で使われている。 是正処置で再発防止に成功し、当面の火消しはできたが、その是正処置が組織の経営(品質マネジメント)に与えた影響という点で、適当で十分で有効かを検討することが是正処置のPDCAサイクルの“C”“A”である。

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