改行についての考察 其の一

時系列の足枷はしかしガッチリ強固であり、こうして下に伸ばすことにより、このポストのタイトル及び書き始めの部分こそ上に表示されているものの、今書いている部分が逆にどんどん目に付かない場所に追いやられていく。

suwaowa: 継続して更新されるブログポスト

日本語の文章は横書きだと左から右に文字が並んで、改行されると行が下に続いていく。文章を書いていく時間の流れは左から右へ、上から下へと、現在から未来へと流れていく。

Autopagerize が継ぐ文の塊は地層の様に上層ほど新しく下に潜るほど古くなっていく。Autopagerize が作り出す時間の流れは現在から過去をめぐる旅だ。

今や文章は、上方向に改行されるべきなんじゃないだろうか。そんなことを考えつつ、正月の夜は更けてゆく。

The Whole World is peaceful.

文章なんてもんは、アレだ、改行なんてしないで、ひたすらずーっと書き続けるのが本来の姿かもしれん。だって、話言葉には改行なんてものは存在しないんだから。あるのは「間」だけ。空白。改行が必要な理由なんていうのは、紙の幅が有限だったり、ディスプレイの幅に制限があったりするのなんだろう。たぶん。地面になにかを書いていれば地球は丸いので、改行なんて必要なかったのにな。リンゴの皮。一繋り。話言葉にはバックスペースも削除も存在しない。訂正なんてありえない。たぶん、ひたすら同じことを何回も繰り返ししゃべり続けるんだ。ちょっとづつ内容を変えながら。どっかの酔っ払いのオジさんみたいに。そうだなぁ。たとえばアレだ。アノ、tumblrとかいうヤツのreblogっていうのみたいに。何回も何回も同じ事が目の前に現われるんだ。しかも伝言ゲームみたいにちょっとずつ内容が書換っていくのだ。DNAが少しずつ書き換わって綿々と生き続けるみたいにさぁ。なぁ、オモシロイなぁ。

The Whole World is peaceful.