sc.exe

 sc.exeにqueryexeサブコマンドを付けて実行すると(「sc queryex」を実行する)、現在システム上で実行されているサービスの一覧情報を得ることができるが、サービスに関するコンフィグレーション情報を得るコマンドとして「qc」サブコマンドも用意されている(それぞれの違いについてはsc.exeのヘルプ・メッセージを参照のこと。queryは動作状態を、qcは設定情報を得るサブコマンド)。これを使うと、次のような情報を得ることができる。

C:\>sc qc rpcss
[SC] GetServiceConfig SUCCESS …コマンドが正常実行された

SERVICE_NAME: rpcss  …サービス名
        TYPE               : 20  WIN32_SHARE_PROCESS
        START_TYPE         : 2   AUTO_START …起動方法
        ERROR_CONTROL      : 1   NORMAL
        BINARY_PATH_NAME   : C:\WINDOWS\system32\svchost -k rpcss …実行パス
        LOAD_ORDER_GROUP   : COM Infrastructure
        TAG                : 0
        DISPLAY_NAME       : Remote Procedure Call (RPC) …表示名
        DEPENDENCIES       : …依存関係
        SERVICE_START_NAME : LocalSystem
@IT:Windows TIPS -- Knowledge:svchost.exeプロセスとは?

コマンド 意味
sc.exe システム・サービスの管理。次のサブコマンドを参照
sc boot 直前のブート結果を前回の正常起動時の構成として保存するかどうかを設定する
sc lock サービス コントロール マネージャのデータベースをロックする
sc querylock サービス コントロール マネージャのデータベースのロック状態を調べる
sc query サービスの状態やドライバの情報などを表示する
sc queryex より詳細なサービスの情報(プロセスIDなど)を表示する
sc start サービスを開始する
sc pause サービスを一時停止する
sc interrogate サービスに INTERROGATE 制御要求を送信する(これによりサービス コントロール マネージャのサービス状態が更新される)
sc continue 一時停止していたサービスを再開する
sc stop サービスを停止する
sc config レジストリやサービス コントロール マネージャのデータベース中にあるサービスのエントリの値を修正する
sc description サービスの説明文字列を設定する
sc failure サービス失敗時に対処するための動作を設定する
sc qc サービスの構成情報を問い合わせる
sc qdescription サービスの説明文字列を表示する
sc qfailure サービス失敗時の動作を設定する
sc delete レジストリからサービスのエントリを削除する
sc create レジストリやサービス コントロール マネージャのデータベース中にサービスのためのエントリを作成する
sc control サービスに controlを送信する
sc sdshow サービスのセキュリティ記述子を表示する
sc sdset サービスのセキュリティ記述子を設定する
sc getdisplayname 特定のサービスに関連付けられている表示名を取得する
sc getkeyname 特定のサービスに関連付けられているキー名を取得する
sc enumdepend 依存しているサービスを列挙する

@IT:Windows XPの正体 強化されたコマンドライン・ツール(前編)