「ディフェンスの頑張り。特に津田琢磨。今年はなかなか出場のチャンスがなかったが、ポンと出てすぐにああいうプレーが出来る。素晴らしいと思った」

10月7日(土) 2006 J1リーグ戦 第26節
甲府 1 - 0 広島 (18:05/小瀬/10,222人)
得点者:'87 バレー(甲府

ざんねんながら、小松っつあんの入れ込み放送でした.
勝ってしまいました.ホーム無敵神話です.イエーイ.

大木武監督(甲府):

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最後まで息の抜けないゲームだった。非常に良かった。2つ勝ったが次のゲームが来るのでしっかり準備して望みたい

いつも通りのコメントです.

●津田 琢磨選手(甲府):
「勝ててホッとした。サポーターが応援してくれたから頑張れた。(甲府の)前線があれだけ前から守備をしてくれたから後ろは楽だった。広島にはいい選手がいるので、彼らを抑えることが出来て自信になった」

驚いたのはその後である。甲府は一切時間稼ぎをしようとしなかった。
 広島が同点を狙って攻め込む。甲府はそのボールを奪ってさらに攻め込んだ。コーナーフラッグそばでボールを持ち続ける、などといった手段は取らず、2点目を奪いに行った。
 甲府のエンターテインメントをそこに見た気がした。エンターテインメントとは感動を呼ぶことである。ゴール前で亀になって汲々と勝利を得ても観客に与える感動は小さい。
 この日、集まった10,222人の観客は(広島サポはわからないが)なにがしかの感動を得て帰っただろう。再び、ヴァンフォーレのサッカーを見たいと。

 広島が取った方法は、まずリトリート。右サイドに関してはマーキングに長けている駒野友一が下がってカバーに入ったり、スローインなどのセットプレー時には逆サイドから盛田剛平が森崎和がマークを受け渡して高さ対策をしたり(結局失点に絡んだけど)という方法を取った。

 バレーのシュートがポストに当たったシーン、山本英臣の無回転FKがバーを叩いたシーン、山崎光太郎のシュートが枠に弾かれたシーンは、いずれもDFの前からのシュート。決まれば相手を褒めるしかない。本当に「ピンチ」といえたのは、前半にCKからアライールが完全にフリーでヘディングを放ったシーンくらい、チームとしては甲府の狙いを十分に封じ込めていたと思います。

甲府にあわせてきた広島.どこが相手でも自分たちのサッカーを貫く甲府
勝敗を分けたのは、戦術?ホームの力?それとも、勢いか?それとも自分たちのスタイルを貫き通す、志の差か?

これまではこんなふうに中盤でボール持たせてくれると、
甲府は攻めつかれて、カウンターくらって失点。
さらに攻めて、さらにカウンターで失点を重ねぼろぼろ。

攻撃陣も不運を嘆くことなく、
甲府は落ち着いて自分たちのサッカーをしていたように見えました。
なんか自信がついたというか、迷いがないというか、
これを続けていけばいつかは点が取れる、という信念のようなものを感じました。

いちいちオレの琴線に引っ掛かってくれるヴァンフォーレ甲府、今からサポーター始めてたとしたら絶対このチームを応援してると思う。

サンフレサポも魅了する、ヴァンフォーレ

甲府イレブンのボールに向かっていく姿は、「気迫」というレベルではない。「執念」に近いものがあった。ハーフタイムの時点で、広島の久保社長が「甲府はええ試合をするのう」と感心するくらいだから、選手たちは大いに反省し学び取ってほしい。

サンフレ社長も魅了する、ヴァンフォーレ

どういった意図を持って広島は甲府戦をたたかったかについて戸田くん語る.

え?甲府が目標ですか?(笑)


好感が持てるということで(笑)まぁ、大木さん(甲府監督)とも挨拶はしたけどね。試合の後にも挨拶させてもらったけど「悪くねぇらぁ?」って言ってたから(笑)

はははは(笑)


「悪くねぇら?うちのサッカー。悪くねぇら?」って(笑)「いいサッカーしてると思います」って言っておいたけど。

わるくねぇらぁ!(甲州弁翻訳:悪くないだろう!(いいだろ!の意味)):-)


そーいえば、戸田くんと大木さんはエスパルスの時いっしょにやってたか?

確実に胸の高さに打ち込めるセンターバックなんて
Jリーグ中探してもそうそういるもんじゃありません。

個人的にはあの日のMVPはアライールで決まり。