「それを僕に聞くのは間違いだよ、僕は意識的に技術にだけ集中している。それはそこに僕の関心があるからと、他のことは技術についてくると考えているから」

Linux は15歳.
人間で言うともう30〜40歳くらい?
それともオープンソースで永遠の命を与えられた火の鳥か?

Linuxの次の五年」について問われて、Linusは「それを僕に聞くのは間違いだよ、僕は意識的に技術にだけ集中している。それはそこに僕の関心があるからと、他のことは技術についてくると考えているから」と答え、こう続ける。「Linux development has always been a kind of open market, where the development direction gets set by customer demand, together with obviously a lot of what I simply call good taste --- the avoidance of things that are obviously going to be problematic in the long run.」つまり、オープンなマーケットメカニズムの中で淘汰が起こり「Good Taste」(「センスの良さ」)によって開発の方向が決められるので、「センスの悪さ」ゆえに発生する問題(Good Tasteを持たないビジネス判断や組織階層的な判断のことを彼は言外に指していると思う)が将来起こってくるのを回避できる、という彼の信念の表明である。