12月の陽だまりの中の、韮崎駅
これは、平和観音からの韮崎駅のホームですね.
ここの片田舎の若者たちは、だれもみな
この風景のさきにあるホームから、東京へ、あらたな世界へ旅立っていくのです.
彼のように、世界に名をなす者だけでなく
そこかしこにいる、そういうふつうの高校生たちの話です.
オイラが、あの「はなし」で語りたかったことは、
彼もそんな、ふつうの高校生であったということです.
彼のようになる可能性のある
そんな高校生や中学生や小学生は、いまごろ、こんな片田舎のような場所の
ホームに、未だ見ぬ未来を夢見て、たたずんでいるのかもしれないのです.