データ復旧大作戦
クロアチア戦のショックより、コッチの方がショックです.
Windows 2000 のハードディスクが壊れました.
BIOSからは認識していますが、システムが立ち上がりません.
DriveCopy PLUS をつかった、ディスクコピーも出来ない状態です.
こわれたハードディスクのサイズは40GB
フォーマットはNTFSで、パーティションは1つです.
そんなわけで、念願(?)の復旧作業にはいります.
参考にしたのは、有名なこちら.
- http://fromto.cc/hosokawa/diary/2004/20040122-mita2/
- http://fromto.cc/hosokawa/diary/2002/20021107-home1/
- http://bloghome.daemonfarm.org/daymemo2/?date=20050406#p01
現在 dd で、ディスクイメージの吸い出し中.(本日12:00過ぎよりスタート)
あと何時間かかるのかしら.
手順は、以下の通り
PC と HDD を準備
-
- 接続は以下の通り
- Primary Master : 80GB FreeBSD & imgファイル置き場
- Primary Slave : なし
- Secondary Master : 40GB こわれた HDD or 80GB あたらしい HDD
- Secondary Slave : なし
- 接続は以下の通り
FreeBSD を準備
ATA バスを PIO モードに設定する
-
- でも、なぜか PIO0 にならないで PIO4 にしか設定されなかった
# atacontrol mode ad2 PIO0
-
- ちなみに、あとで確認したら ata0バスはDMA66相当だったけども ata1バスはDMA33相当だぞ.オイ.なんていいやがるので、IDEケーブルを交換してみた.
HDD の情報を確認
# atacontrol cap ad2
fdisk を確認する
# fdisk ad2
-
- でもやっぱり読めず
dd で HDD イメージを抽出
# cd /usr # dd if=/dev/ad2 of=broken.img ibs=512 obs=65536 count=78165360 conv=sync,noerror
-
- 77545 * 16 * 63 = 78165360
- (78165360 * 512) / (1024 * 1024) = 38,166 MB なのでたぶん合っている
- 相当なエラーがでる.そのたびにタイムアウトを待つので、時間がかなり掛かる
- こんな感じの Error がたっぷり大盛り
ad1: FAILURE - WRITE status=51error=<...> LBA=...
-
- 結局、6/19 12:00〜24:00 なので、12時間かかった.相当エラーが出ていたので、時間がかかってしまった.後の方のsectorは、ほとんどエラー
dd で HDD イメージを新しい HDD に貼る
-
- 一度 shutdown してから、/dev/ad2 として、新しい HDD を接続する
- 下記のように、HDDイメージを新しい HDD に貼り付ける
# cd /usr # dd if=broken.img of=/dev/ad2 bs=65536
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- 6/20 9:00〜9:30 で、30分くらいで終わった.速い早い
ddコマンドで HDD の完全消去
20GBのディスクイメージを40GBのHDDに貼り付けたりしたあとに、ディスクが20GBとしてしか認識されなくなる.それを解決するためには
# dd if=/dev/zero bs=65536 count=1 of=/dev/ad2
とかやって、fdisk パーティションテーブルをすっ飛ばす.荒っぽい.
コピー用のHDDを用意する際に、中古のHDDを使う際には、HDDの完全消去を実行しておきたい.
# dd if=/dev/zero bs=65536 of=/dev/ad2
NTFS の修復を行う
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- Win マシンにて修復する
- ファイナルデータを使用する
- HDD イメージを貼り付けた HDD を USB の外付け HDD ケースを使って、Win マシンに接続する
- でも相当壊れているようなので、どの程度、復旧出来るかは、見当が付かない.
- と、思ったけども
- すげぇー時間が掛かった.10:00〜15:00すぎくらい.5時間くらい.
- モウダメダと思ったけども、20GBくらいのデータの修復が出来た
- ディレクトリ構造についてのデータは、ほとんど破壊されていた模様
- ファイナルデータだと、普通に修復出来たファイルと、ファイル名もわからないけども修復出来たファイルという風に2種類のデータが修復される
- 肝心のメールデータ(Edmax)はなんとか修復出来た
修復出来たファイルを復元
-
- 2.5インチの外付けHDDに復元
- コピーに20分ほど
別の予備PCをセットアップして担当者に渡す
-
- 明日の午前中の予定
- そうなんです.このPCは、べつにオイラのではありません
ありがとう
ひとまず言えることは dd と ファイナルデータ に足を向けて眠れないということ.
あと先人たちの智恵に感謝.
ほんとうに、素晴らしい.素晴らしすぎ.
HDDが回っている間は、あきらめたらダメです.
たとえ相手がブラジルでも、最後まで勝ち点3をとりにいかないとダメです.
今度は dd_rescue を試してみたいです.ウソ.もう二度としたくありません.
バックアップとれよ.みんな.
関連するコマンドのman
- atacontrol (8)
- ata (4)
- dd (1)
関連するかも
- FreeBSD ports の sysutils/dd_rescue
- dd_rhelp
- FreeBSD-current の /usr/src/tools/tools/recoverdisk
- ファイナルデータ
- オイラが使ったのは ver3.0 だけども、2006っていうのが出ています.
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