「殺伐」の正体


殺伐としたものが好きだ。廃墟が好きだ。まだ電車が止まってないのにドアが開き始めた昔の千代田線が好きだ。レストランのパントリーにある業務用調理用品が好きだ。新幹線から見える工業地帯が好きだ。2ちゃんねるの「HDDの残り容量の調べ方を教えれ」「df」というやりとりが好きだ


殺伐は部外者に冷たくない。受け入れもしないが、そこにいること自体は気にしない。放っておいてくれる。殺伐はよい。

2ch については思うところがあったんだけど。いろいろと。あそこの「場の強さ」っていうのは、この部分だと思うんだよな。

匿名であるということは、自分が過去どういう発言をしてきたか、とか、どのような姿形か、とか、自分がどういう人間であるか、とか、そういったものを全部削ぎ落す。場合によってはそのスレッドの過去の発言のどれが自分のものであるかさえも削ぎ落す。

それはなんなのか。その方が、文脈とか人脈とかそういった脈を意識する必要がなくなるから。そういうコストに気を使わなくてもよいということ。これが「殺伐」の正体。

あの場に降りていくということは、コテハンであろうとなかろうと、そういう「場の強さ」に身をまかせることになる。その辺りがわかってない人が多いんだと思うな。

ということは、知らないほうが自由なのか。


知らなかった人が知るようになることはできるが、知っている人がそれを知らなかったことには(厳密には)できない。

何も努力しないとそこそこの知識が身についてしまうのは、贅肉がこびりついていくのと一緒なのか。無意識でいるとどんどん太って自由に空が飛べなくなるのか。大人になるってのは、空が飛べなくなることだ。とかネバーランドの人が昔、言っていたようないないような。

首を巻く細長い布。


考えたら非合理で不思議な存在だ。首を巻く細長い布。実用性は何もない。防寒にも役立たない。人類が滅んだあとに地球にやってきた異星人は、大量に発見されるこの奇妙な布切れの用途について首を傾げるだろう。まさか首に巻いていたなどとはなかなか発想できないに違いない。だって意味がないからだ。

ラッセル・ブラウン, スターウォーズ, マッドサイエンティスト, エバンジェリスト

At Thu Jul 09 2009 14:09:31 GMT+0900, total 1 window(s)


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